hearing the unheard voices
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〜助け手の小鳥たち〜 小露鈴(ちろりん)

小露鈴(ちろりん) 2000年3月はじめ、澄子と一緒に暮らすためにやってきてくれた。その時生後2週間くらいだったので、その年2月末に生まれたと推定される。満4歳の雌。小柄で雪のように白い白文鳥。常に自分の意思にストレート ―― 行きたいときに行きたいとこにすっ飛んでく、見たいものや欲しいものは「見たい!」「欲しい!」「よこせ!」、嫌なこと・要らないものは「いや!」「要らない!」、好きな人や一生懸命呼んでいる声があるとすっ飛んでって「好き!」「いるよ!」 ―― 心に正直に生きることの良さをいつも教えてくれる。探求心旺盛で(箱や鞄があると必ず「中に入っているのなーに?」)、飛行能力抜群である(U字カーブも、とんぼ返りみたいなターンも、高いところも低空飛行もお手のもの)。

2000年春から、澄子の助手として「異種間コミュニケーション」の研究に協力。 その5月に英国ラフバラ大学(Loughborough University)社会科学部DARG(Discourse Analysis & Rhetoric Group)の研究発表「Talking with Chirorin(小露鈴と話すこと)」で映像デビュー。その時のことは、「小露鈴と話すこと」を参照。その後、異種間コミュニケーションの日常的な場面を観察・分析する上でかかせない研究協力者かつ日常生活のパートナーであった。2002年3月「ヒトと動物の関係学会」で再び映像デビュー。10年と4ヶ月にわたり輝かしいパートナーとして活躍してくれた後、2009年7月8日少女のような容姿のまま安らかに旅立った(大往生)。

親馬鹿かもしれないが、頭の良さや機敏さは、抜群である。そして人間の微細な気持ちや、その場の雰囲気の精妙なところまで感じ取って、まるで繊細に思いやるかのような気づかいをしてくれる。たとえば落ち込んでいる人が遊びに来たとき、その人が悩みをうち明け終えて、ご飯を食べるまで、じっと彼女なりに傍観し(いつもお客様の時はそんなことはない)、ほっとデザートとお茶 . . .という絶妙なときにおどけて遊びだしてお菓子をねだり、笑いを誘うなど。人間が落ち込んだとき、泣いているときは、いつもと全く違う態度を取り、そっと寄り添って慰めてくれる。(そして、「泣き真似」はしっかり見やぶっている。)詳細は、『小露鈴との対話』エピソードを参照。

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